JLPT N1 – Reading Exercise 109

#336

しというのは、だれにとっても面倒めんどうだが、いいめんもあるだろう。すなわち、これまでの生活せいかつかえり、今後こんごのぞむような生活せいかつおもえがきながら、そのために不要ふようなものをどんどん処分しょぶんする機会きかいである、と。そういう意味いみでは、しは日常生活にちじょうせいかつ更生こうせいさせるよいきっかけでもあるはずだ。わたしはいつもそのきっかけをかしたいとおもいながらも、なかなか実行じっこうするにいたらない。むしろ何十年なんじゅうねんも、まるでかめのごとくおももの背負せおいながら転々てんてんとしてきたわけである。 (マイク・モラスキー日本経済新聞にほんけいざいしんぶん2014ねんがつ25にち 夕刊ゆうかんによる)

Vocabulary (17)
Try It Out!
1
引っ越しについて、筆者はどのように述べているか。
1. 不要なものを捨てる機会であり、自分もそのための引っ越しを何度もしている。
2. 望むような生活をするためであり、自分もいい場所があれば引っ越しをしたい。
3. 生活を一新する機会だが、自分は引っ越しをしてもそれを活かせていない。
4. いい面もあるが、自分は面倒であまり引っ越しをしていない。