人と人とのコミュニケーションが希薄化していると言われる今日、それを如何に円滑に、如何に真意を外さずに行うかは、誰にとっても大きな課題だ。 時に人は「力」によって他者を動かそうとする。あるいは「経済力」が人を動かす手段ともなる。企業という組織では、「役職=ポジション」を使って人を動かすケースも多い。だがそういった「上意下達」「弱肉強食」のコミュニケーションでは、人は本質的な満足は得られない。人が人である所以は、力対力の拮抗ではなく、他者との「共感」によって「動く」「動かす」ことができる点にある。 (佐渡裕・辻秀一『感じて動く』による)