初対面の人を目の前にした時は、どんな人でも緊張感を持って接するでしょう。相手が不快にならない言葉を丁寧に選んでいるはずです。ところが、2回、3回と顔を合わせるうち、次第に慣れが生じます。その時が、人づきあいがスムーズになるかどうかの分岐点ではないかと思うのです。親しくなりつつあるからこそ距離をおき、もう一度相手をよく見つめてみること、そして、相手の個性を理解した上での接し方を工夫していくことが大切なのではないでしょうか。 (斎藤茂太「究極の誌葉は「ありがとう」「PHP」平成14年1月1号こよる)