JLPT N1 – Reading Exercise 71

#298

教師きょうしはなひと生徒せいとひとという構造こうぞうらずらずのうちに教室きょうしつ空間くうかんにできあがり、そして固定化こていかしてしまうのはおそろしいことではないかとおもう。教師きょうし先取さきどりしてしまうことで、生徒せいと自分自身じぶんじしんかんがえ、解決かいけつしようとするをつみとってしまう場合ばあいがある。いつもはなつづけるのがコミュニケーションでない。教師側きょうしがわ沈黙ちんもくし、「つ」という行為こういときには大切たいせつであろう。もうすこはなしたい、と思うところで一歩いっぽひいてみることで、相手あいておうとすることをすことができるのである。 (徳井とくい厚子あつこ日本語にほんご教師きょうしの「ころも再考さいこう多文化たぶんか共生きょうせいへの課題かだい』による)

Vocabulary (27)
Try It Out!
1
筆者の考えに合うのはどれか。
1. 教師と生徒が自由に発言し合うことも必要だ。
2. 教師は生徒の考えを想像するべきだ。
3. 教師は生徒の発言を待つことも必要だ。
4. 教師は生徒に沈黙の時間を与えないようにすべきだ。