JLPT N1 – Reading Exercise 41

#268

無駄むだなものをはやめに見極みきわめ、優先度ゆうせんどをつけ、いかにスピーディに仕事しごとをこなしていくか。それがかしこ成果せいか方法ほうほうだ。まえ先輩せんぱいたちも、そうやってはたらいているひとおおいのではないかとおもいます。 でも、そうしたひとたちの問題点もんだいてんは、仕事しごと判断軸はんだんじく自分じぶんになるということです。結局けっきょく自分じぶん効率的こうりつてきはたらけるか、自分じぶんもとめられている仕事量しごとりょう時間内じかんないにこなせるかが最大さいだい判断軸はんだんじくになっていくのです。 すると、できる範囲はんいのこと、無理むりのないことにおさまっていってしまうのです。 (高橋たかはし『「上司じょうしがさっぱりわかってくれない」とおもっているあなたへ』による)

Vocabulary (9)
Try It Out!
1
この文章で筆者が言いたいことは何か。
1. 無駄を見極められなければ、自分に求められている仕事をこなせなくなる。
2. 成果を出すことばかりを考えていると、自分の基準を人にも求めるようになる。
3. 効率性を重視しすぎると、自分が求められている仕事が分からなくなる。
4. 効率的に働くことばかりを考えていると、自分にできる仕事しかしなくなる。