JLPT N1 – Reading Exercise 39

#266

だれにとっても、感情かんじょうとどううかということはなかなか厄介やっかい問題もんだいである。感情かんじょうとうまくうとうことは、たん社会的しゃかいてき場面ばめんでの感情かんじょう表現ひょうげんをうまくコントロールするということではない。むしろ、感情かんじょうゆたかさや複雑ふくざつさをとおして、またしばしばはかりがたく統御とうぎょしがたい感情かんじょううごきをとおして、きることをあじわい、人生じんせい活性化かっせいかしながら、しかも感情かんじょうちから支配しはいされないということであろう。 (井上いのうえしゅん船津ふなつまもるへん自分じぶん他者たしゃ社会学しゃかいがく』による)

Vocabulary (17)
Try It Out!
1
感情との付き合い方について、筆者はどうすればよいと述べているか。
1. 感情と深く関わりながらも、感情に縛られないようにする。
2. 感情を無理にコントロールせずに、感情に任せるようにする。
3. 感情をコントロールして、感情に流されないようにする。
4. 感情を隠すことも、強く表現することもないようにする。