JLPT N1 – Reading Exercise 9

#236

衝突しょうとつすることをおそれていたのでは、他人たにんしたしくなることができない。人間にんげんはおたがいにからりしたしくなっても、おたがいを完全かんぜん理解りかいできるものではない。理解りかいしているつもりでも誤解ごかいしていることはあろう。そして、衝突しょうとつすることをおそれていると、その誤解ごかいがとけないまま関係かんけい維持いじされることになる。相手あいてのやることで何か不愉快ふゆかいなことがあったとき、もし本気ほんきしたしくなろうとすれば、それをはっきりというほうがいいだろう。相手あいて不愉快ふゆかいだといわれてはじめて、なぜ自分じぶんはそれをしたか、ということが説明せつめいできる。

Vocabulary (13)
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筆者がここで最も言いたいことは何か。
1. お互いの誤解を避けるために、距離をおいてつきあった方がいい。
2. 相手の人と親しくなるにはもっと相手のことを理解しようと努力するべきだ。
3. お互いの意見が違っていても素直に打ち明けることでよい関係が築ける。
4. 不愉快に感じることで誤解が生じる恐れがあるので、はっきり言わないといけない。