JLPT N1 – Reading Exercise 68

#295

大人おとなになっても、味覚みかくわりつづける。二十代にじゅうだい血気盛けっきさかんなころ、すきなべなどをかこむ と、にくばかりべているわたして、「わたしたちはもう沢山たくさんとしをとると、キノコや野菜やさい一番いちばんおいしい」などとなかわたしを、なか自分自身じぶんじしんさとすかのように年長者ねんちょうしゃがいた。なるほど、わたしも、最近さいきんではにくあじのしみた野菜やさいやキノコがおいしい。一方いっぽうで、にく相変あいかわらず ベる。年長者ねんちょうしゃだって、にくべなくなるわけではない。 (茂木健一郎もぎけんいちろうしょくのクオリア』による)

Vocabulary (19)
Try It Out!
1
食べることに関して筆者はどのように感じているか。
1. 若い時肉が好きでよく食べた人も、年をとると食べ物の好みが変わる。
2. 人は年齢を重ねるにつれて、野菜も肉も食べる量が少なくなってくる。
3. 二十代の頃は肉よりも味のしみたキノコや野菜を好んで食べる人が多い。
4. 年長者は肉と野菜を片寄りなく半分ずつ食べたほうがいいと思っている。