食わず女房ラフ 2-3

Name: 食わず女房ラフ 2-3
Channel: hukumusumeamame

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何じゃ？
お祭りじゃあるまいし、あんなにたくさんのおにぎりを作って、どうするつもりだ？
男が不思議そうに見ていると、嫁は頭の髪の毛をほぐし始め、
頭のてっぺんの髪の毛をかきわけました
すると頭のてっぺんがザックリと割れて、大きな口が開いたのです。
嫁はその口へ、おにぎりをポイポイポイポイと投げ込んで、米一俵分のおにぎりを全部食べてしまいました。
あわわわわ。
おらの嫁は、化物だ！
怖くなった男はブルブルと震えましたが、嫁に気づかれない様に天井から降りると、
仕事から帰った様な顔をして家の戸を叩きました
おい。今、帰ったぞ
すると嫁は、急いで髪の毛をたばねて頭の口を隠すと、
あら、おかえりなさい
と、笑顔で男を出迎えました。
男はしばらく無言でしたが、やがて決心して言いました。
嫁よ。　実は今日、山に行ったら
山の神さまからお告げがあってな
お前の嫁はええ嫁だが、家に置いておくととんでもない事になる。
はやく家から追い出せ！と、言うんじゃ。
だからすまないけど、出て行ってくれんか？
それを聞いた嫁は、あっさりと言いました。
はい。　出て行けと言うのなら、出て行きます。
でもおみやげに、風呂おけとなわをもらいたいのです
おお、そんな物でいいのなら、すぐに用意しよう
男が言われた物を用意すると、嫁さんが言いました。
すみませんが、この風呂おけの底に穴が開いていないか、見てもらえませんか？
よしよし、見てやろう

何じゃ？

何
お祭りじゃあるまいし、あんなにたくさんのおにぎりを作って、どうするつもりだ？

つもり

あんなに

たくさん

作る

祭り

おにぎり
男が不思議そうに見ていると、嫁は頭の髪の毛をほぐし始め、

始める

不思議

見る

嫁

髪の毛

頭

男

ほぐす
頭のてっぺんの髪の毛をかきわけました

髪の毛

てっぺん

頭

かきわける
すると頭のてっぺんがザックリと割れて、大きな口が開いたのです。

すると

開く

割れる

てっぺん

頭

大きな

口
嫁はその口へ、おにぎりをポイポイポイポイと投げ込んで、米一俵分のおにぎりを全部食べてしまいました。

米

分

嫁

しまう

一

口

全部

食べる

俵

投げ込む

おにぎり
あわわわわ。

あわわ
おらの嫁は、化物だ！

嫁

化物
怖くなった男はブルブルと震えましたが、嫁に気づかれない様に天井から降りると、

怖い

震える

様

嫁

天井

男

降りる

気づく

ブルブル
仕事から帰った様な顔をして家の戸を叩きました

様

叩く

戸

家

帰る

仕事

顔
おい。今、帰ったぞ

今

帰る
すると嫁は、急いで髪の毛をたばねて頭の口を隠すと、

急ぐ

すると

嫁

隠す

髪の毛

頭

口

たばねる
あら、おかえりなさい

おかえりなさい
と、笑顔で男を出迎えました。

笑顔

出迎える

男
男はしばらく無言でしたが、やがて決心して言いました。

しばらく

やがて

決心

言う

男

無言
嫁よ。　実は今日、山に行ったら

嫁

今日

実は

行く

山
山の神さまからお告げがあってな

山の神

お告げ
お前の嫁はええ嫁だが、家に置いておくととんでもない事になる。

嫁

事

家

置く

お前

とんでも
はやく家から追い出せ！と、言うんじゃ。

追い出す

言う

家

はやい
だからすまないけど、出て行ってくれんか？

くれる

だから

行く

出る
それを聞いた嫁は、あっさりと言いました。

嫁

あっさり

言う

聞く
はい。　出て行けと言うのなら、出て行きます。

言う

行く

出る
でもおみやげに、風呂おけとなわをもらいたいのです

おみやげ

もらう

風呂

おける
おお、そんな物でいいのなら、すぐに用意しよう

そんな

用意

物
男が言われた物を用意すると、嫁さんが言いました。

用意

言う

男

物

嫁さん
すみませんが、この風呂おけの底に穴が開いていないか、見てもらえませんか？

開く

風呂

見る

穴

底

すみません

おける

もらえる
よしよし、見てやろう

見る