ボゴンモスは星を見て1000キロを飛ぶ
オーストラリアには、ボゴンモスという小さいガがいます。ボゴンモスは、春になると涼しい山の洞窟まで1000kmぐらい飛んで行きます。秋になると、また同じ道を飛んで帰ります。スウェーデンの大学の研究チームは、ボゴンモスがどうやって長い距離を飛ぶことができるか調べました。研究チームは、ボゴンモスを円の中に入れて、上から夜の空の写真を見せました。すると、春は山がある南のほうに飛んで、秋は北のほうに飛びました。研究チームは、ボゴンモスは星の光で方向を見ていると考えました。研究チームは、ボゴンモスは生まれてから1回しかこの旅をしないので、親から教えてもらうことはできません。星をコンパスのように使って、行く場所をわかっているのは{すご}いことですと言っています。