JLPT N3 – Reading Exercise 25

#117

最近さいきんあたらしいタイプのピーマンがみせならぶようになりました。このピーマンは、いままでのものとはかたちあじちがっています。それまでピーマンというと、わかさとつよいにおいのため、子供こどもにとっては、きらいな野菜やさいひとつでした。 しかし、このあたらしいタイプのピーマンは、ほとんどにがくなくて、においもあまりしません。小学生しょうがくせい試食ししょくしてもらったら、やくわりが、なまべてもおいしいとこたえたそうです。子供こどもきになれるピーマンの誕生たんじょうです。 じつは、このあたらしいタイプのピーマンの研究けんきゅうには、10ねんもかかっています。その出発点しゅっぱつてんは、外国産がいこくさんのとうがらしです。これは日本人にほんじんにはからすぎるものでしたが、偶然ぐうぜんからくないものがつかったのです。そのあと、そのとうがらしのてん利用りようして、あたらしいタイプのピーマンがつくられたということです。 このあたらしいタイプのピーマンがつくられるまでは、おや子供こどもにピーマンをべさせるのは大変たいへんでした。そんなおやたちも、らくになるとってよろこんでいるそうです。

Vocabulary (32)
Try It Out!
1
おいしいと答えた」のはなぜか。
1. においは強いが、苦くなかったから
2. においがあまりなくて、苦さもほとんどなかったから
3. 苦かったが、においがあまりしなかったから
4. ほとんど苦くなくて、においが全くなかったから
2
出発点」とあるが、何か出発点となったのか。
1. 外国産のとうがらしから、偶然新しいタイプのとうがらしを作ることができたこと。
2. 外国産のピーマンから、偶然新しいタイプのピーマンを作ることができたこと。
3. 外国産の辛いとうがらしの中から、偶然辛くないものが見つかったこと。
4. 外国産の辛いピーマンの中から、偶然辛くないものが見つかったこと。
3
この文章のテーマは何か。
1. 子供も好きになれるピーマン
2. 子供に野菜を食べさせる方法
3. 新しいタイプのとうがらし
4. 新しい野菜を作る研究の難しさ