JLPT N3 – Reading Exercise 17

#109

会話では、本とは違い、どこが大切な部分なのか分かりにくいときがある。本では大切な部分が太字で書かれていたり、大きく書かれていたりしているため、見てすぐ分かる。それに対し、会話では、声の強弱(きょうじゃく)程度でしか意味の強さを表現できない。しかし、日常会話で大声で話すのは品がない。そんなときの決まり文句(注1)がある。「本当は」を使うのだ。日本には本音と建前という文化がある。どの言葉が本当の言葉なのかが分かりにくいと感じることがある。しかし、相手が真剣な表情を浮かべて「本当は」と言えば、後に続く言葉は本物だ。もし、相手が「本当は」と言ったら、本音が聞けるチャンスだ。 (注1)決まり文句:内容がだいたい決まっている話

Vocabulary (30)
Try It Out!
1
この文章で一番言いたいことは何か。
1. 文章の大切な部分がよく太字で書かれている。
2. 会話ではどこが大切な部分なのかいつも分かりにくい。
3. 大切な部分を大きい声で話したほうがいい。
4. 「本当は」という言葉の後は会話の大切な部分だ。
Điều quan trọng nhất mà đoạn văn này muốn nói là gì? 1. Phần quan trọng của văn bản thường được viết bằng chữ in đậm. 2. Trong hội thoại, luôn khó nhận ra đâu là phần quan trọng. 3. Nên nói lớn tiếng phần quan trọng. 4. Sau từ 'thực ra' là phần quan trọng của cuộc hội thoại.