JLPT N3 – Reading Exercise 12

#104

フランスフランスパリパリではいぬっているひとおおいが、散歩さんぽにつれていくいぬがアパートの玄関げんかんたところでフンをしても、それをかたづけるひとはだれもいないと、パリパリながんでいる日本人にほんじんいています。東京とうきょう住宅地じゅうたくちあるいていると、わたしがよくいぬ散歩さんぽには、わりばし注1ちゅういち紙袋かみぶくろっているひとおおいので、フンで道路どうろよごすことをわるいとかんがえているひとは[1]日本にほんのほうがおおのではないかとおもいます。フランスフランスではいぬ散歩さんぽさせるひとがフンをかたづけるのは、掃除そうじをするひと仕事しごとをとってしまうのだというのが[2]ふつうのかんがのようにおもえるからです。 しかし、そのかんがえはおかしいとおもいます。まちなかいぬをつれてあるくには、まちうつくしさをまもるという気持きもちが必要ひつようなのではないでしょうか。なぜかそうおもったかというと、「パリパリ歩道ほどうにはいぬのフンがとてもおおく、それをかたづけるためには年間ねんかん7000まんフランフラン注2ちゅうにやく12億円おくえん)かかる」という新聞記事しんぶんきじんだからです。そのおかねはだれがしているのでしょうか。 (注1ちゅういち)わりばし:使つかうときにふたつにるはし。 (注2ちゅうにフランフランフランスフランスベルギーベルギーなどのきゅう通貨単位つうかたんい

Vocabulary (29)
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1
何が[1]日本のほうが多いのか。
1. 犬を散歩につれていく人
2. 犬のフンをかたづけようとしない人
3. わりばしと紙袋を持っている人
4. フンで道を汚すことを悪いと考えている人
2
[2] ふつうの考えとは、ここではどんな考えか。
1. フンで道路を汚すことを悪いと考える必要はない
2. 犬を散歩させる人が犬のフンをかたづける必要はない
3. 掃除をする人が町の美しさを守る必要はない
4. フンをかたづけるのはお金がかかると考える必要はない