人口が少なくなっても生き物が減る理由
世界の人口は今、80億人以上です。人が増えたことなどで、自然の環境が壊れています。動物や植物などの生き物が、1970年から73%少なくなりました。日本の大学などのグループは、人が少なくなったとき、生き物が増えるかどうか調べました。グループは、日本の里山で、鳥やチョウなど450種類以上の生き物を調べました。そして、人が多くなったり少なくなったりしたときに、生き物がどうなったかを調べました。その結果、人が少なくなっても、生き物が増えないことがわかりました。人が少なくなると、草や木を切る人などがいなくなって、里山に住みにくくなる生き物がいるからです。グループは「生き物を増やすためには、長い間、里山の環境を調べて、管理し続けることが必要です」と言っています。