アメリカで中年の人たちの虫垂がんが増えている
おなかの右下にある虫垂は、免疫の働きを助ける小さい袋のような形の臓器です。虫垂にできる虫垂がんは、アメリカで1年に100万人に1人か2人ぐらいと、あまり多くありません。アメリカの大学が、虫垂がんの人のデータを調べました。すると、1941年から49年に生まれた人と比べて、1976年から84年に生まれた人は3倍以上、81年から89年に生まれた人は4倍以上になっていました。研究した人は「このように増えているのは、心配なことです。環境が変わったことが関係しているかもしれません」と話しています。虫垂がんは、他の臓器に広がることがあります。虫垂がんの検査の技術は進んでいません。研究した人たちは、もっと調べる必要があると言っています。