イギリスの近くで140年前の沈没船が見つかる
イギリスの海の近くで、140年前に沈んだ船が見つかりました。この船の名前は「SSナンテス」です。1888年11月、コーンウォールの近くで沈没しました。そのとき、23人の乗組員が亡くなりました。今まで、この船がどこにあるか分かりませんでした。ダイバーのロビンソンさんが海の中でお皿のかけらを見つけました。そのお皿には会社のマークがありました。これで船の名前が分かりました。船はプリマスから南東に48{キロ}、海の深さ75{メートル}のところで見つかりました。船が沈んだとき、天気が悪く、ドイツの帆船とぶつかりました。船に大きな穴があき、乗組員たちはマットレスで穴をふさごうとしましたが、できませんでした。船はすぐに沈みました。救命ボートも壊れてしまい、乗組員は逃げることができませんでした。生き残ったのは3人だけでした。ドイツの船も沈みましたが、救命ボートは使えたので、多くの人が助かりました。SSナンテスの生き残った2人もドイツの船のボートで助けられました。ロビンソンさんは、船の残骸を見つけたときの様子を動画で公開しました。歴史の先生のベネットさんは、「沈没船はタイムカプセルのようです」と言いました。お皿のかけらを見て、乗組員が最後に使ったかもしれないと思うと、とても悲しい気持ちになります。