オーストリアのミイラ、知られていなかった防腐のしかたが見つかる
ヨーロッパのオーストリアにある教会の地下に、古いミイラがありました。18世紀に亡くなった聖職者のミイラだと言われていました。最近、教会の修理工事があって、研究者たちはこのミイラを詳しく調べることができました。おなかや骨盤の中に、木のかけらや布が入っていました。布には細かい刺繍がしてあるものもありました。塩化亜鉛のような化学物質もありました。研究者たちは、これらの物を入れたことで、ミイラが乾いたまま保存できたと考えています。研究者たちは、ミイラはフランツ・クサーヴァー・シドラー・フォン・ローゼネッグという聖職者だと考えています。シドラーは結核で亡くなったと考えています。