命を助けられた犬
昔、ある家にタロウという年を取った犬と猫がいました。家の人は「タロウはいつも寝てばかりいる。山に捨てるか、殺して皮を取るか」と話していました。タロウは、これを聞いて、友達の年を取ったオオカミに相談しました。オオカミは「私が家の人の赤ちゃんを連れて行くから、タロウが赤ちゃんを助けるといい」と言いました。オオカミの計画は成功しました。家の人はタロウに感謝して、大切にしました。1か月ぐらいあと、オオカミが来て「計画の礼にニワトリを1羽よこせ」と言いました。タロウが断ると、オオカミは「山に来い」と言いました。次の日、タロウは猫と一緒に山に行きました。オオカミと鬼が、タロウが来るのを待っていました。猫は、鬼の耳をネズミと間違えて噛みました。鬼はびっくりして逃げていきました。オオカミも鬼を追いかけて行きました。猫は「大丈夫だと言ったでしょう」と言いました。