15億光年先のニュートリノと未来の技術
千葉大学は、南極にある「アイスキューブ」という装置で、宇宙から来た「ニュートリノ」を調べました。ニュートリノは、原子よりも小さい素粒子の1つです。宇宙にはたくさんのニュートリノがあります。ニュートリノは、物や人の体などを通って進みます。これを利用すると、電波などが邪魔をして見えないところも調べることができます。千葉大学は、11年間に集めたデータを調べました。その結果、3つのニュートリノは、地球から15億光年以内の天体から来たことがわかりました。光や電波などで調べたデータといっしょに利用すると、宇宙の研究が進みます。ニュートリノの研究は、医療や天気の予報、地震の予測などに役に立つと考えられています。