市販の米からヒ素とカドミウムが見つかる
アメリカで売られている100種類以上の米を調べたところ、体に悪いヒ素とカドミウムが多く入っていることが分かりました。ヒ素やカドミウムは、少しの量でも健康に悪い影響が有ります。糖尿病や心臓病、子どもの発達の遅れなどの原因になることもあります。特に小さい子どもは、ヒ素やカドミウムの影響を受けやすいです。アメリカの食品医薬品局(FDA)は、赤ちゃん用の米シリアルのヒ素の基準を決めていますが、普通の米の基準はまだありません。調査によると、赤ちゃんや小さい子どもは、米からヒ素を多くとっていることが分かりました。いろいろな国の米を調べた結果、アメリカ南東部の玄米やイタリアのアルボリオ米は、ヒ素が多く入っていました。インドやタイ、カリフォルニアの米は、ヒ素が少なかったです。古代穀物(アマランスやそばなど)は、米よりもヒ素がとても少なかったです。米を食べるときは、米を一晩水につけたり、たくさんの水でゆでてから水を捨てると、ヒ素を減らすことができます。また、ビタミンやミネラルが多い食べ物(野菜や果物、ヨーグルトなど)を食べると、体に悪い物質がたまりにくくなります。