日本新聞: アメリカで中年の人たちの虫垂がんが増えている

アメリカアメリカで中年ちゅうねんの人ひとたちの虫垂ちゅうすいがんが増ふえている

Jun 17, 2025 07:06

Furigana

おなかの右下みぎしたにある虫垂ちゅうすいは、免疫めんえきの働はたらきを助たすける小ちいさい袋ふくろのような形かたちの臓器ぞうきです。虫垂ちゅうすいにできる虫垂ちゅうすいがんは、アメリカアメリカで１年いちねんに100万人ひゃくまんにんに１人ひとりか２人ふたりぐらいと、あまり多おおくありません。アメリカアメリカの大学だいがくが、虫垂ちゅうすいがんの人ひとのデータを調しらべました。すると、1941年せんきゅうひゃくよんじゅういちねんから49年よんじゅうきゅうねんに生うまれた人ひとと比くらべて、1976年せんきゅうひゃくななじゅうろくねんから84年はちじゅうよねんに生うまれた人ひとは３倍さんばい以上いじょう、81年はちじゅういちねんから89年はちじゅうきゅうねんに生うまれた人ひとは４倍よんばい以上いじょうになっていました。研究けんきゅうした人ひとは「このように増ふえているのは、心配しんぱいなことです。環境かんきょうが変かわったことが関係かんけいしているかもしれません」と話はなしています。虫垂ちゅうすいがんは、他ほかの臓器ぞうきに広ひろがることがあります。虫垂ちゅうすいがんの検査けんさの技術ぎじゅつは進すすんでいません。研究けんきゅうした人ひとたちは、もっと調しらべる必要ひつようがあると言いっています。