裁判のニュースです。
2011年、福島県にある東京電力の原子力発電所に津波が来て、事故が起こりました。東京電力の株を持っている人たちは、東京電力の元会長たちに責任があると言って裁判に訴えていました。
国の研究チームは、事故の9年前、とても大きい高さ15mの津波が発電所に来るかもしれないと計算していました。訴えた人たちは、会社が安全に十分気をつけていなかったため、事故が起こったと言っています。
東京高等裁判所は6日、「地震の専門家でも、わからないことがたくさんあります。発電所を止めて、津波への準備をしなければならなかったと言うことはできません」と話して、元会長たちに責任はないと言いました。
訴えた人たちは、最高裁判所で、もう一度考えてほしいと言っています。