中国のTemu会社の株価が下がり、社長の資産が大きく減る
中国の安いネットショッピングアプリ「Temu(テム)」や「拼多多」を作ったPDDホールディングスの社長、黄崢(コリン・ホアン)さんの持っているお金が、1日で約8151億円も減りました。これは、アメリカの株式市場でPDDの株価が急に下がったからです。今、ホアンさんの資産は約5.2兆円になりましたが、前より少なくなりました。PDDは2025年の1月から3月までの売上が、去年より10%だけ増えて約1.9兆円になりました。でも、会社の利益は47%も減ってしまいました。このニュースのあと、PDDの株価はさらに下がりました。PDDの会社は、海外のTemuで関税(輸入税)が高くなって困っています。また、中国国内でも他の会社と競争が激しくなっています。そのため、PDDはお店からもらう手数料を下げたり、サポートを増やしたりしています。アメリカでは、800ドル以下の小さい荷物には関税がかからないルールがありましたが、最近このルールが終わりました。これでTemuや他の中国のネットショップはアメリカでのビジネスが難しくなっています。今、Temuはアメリカの会社と協力して、関税を減らす方法を探しています。中国でも、PDDはアリババやJD.comなどの会社と強い競争をしています。これらの会社は、注文してから1時間以内に商品を届けるサービスに力を入れています。PDDも、これからもっと工夫が必要になりそうです。