アステカの黒曜石はどこから来たのか
アステカ帝国は、今のメキシコのあたりにありました。アステカの人たちは、黒曜石という火山のガラスを、道具や飾り、宗教の品物に使っていました。アステカの都で見つかった黒曜石の品物を、アメリカの大学などの研究チームが調べました。品物は、緑や金色などいろいろな色の黒曜石でできていました。研究チームは、遠い所から黒曜石を運んで、品物を作ったと考えています。研究チームは、宗教の品物には特別な色の黒曜石を使っていたことがわかりました。切ったり削ったりする道具には、違う種類の黒曜石を使っていました。研究チームは、アステカの人たちは、いろいろな場所の人と品物を売り買いする仕組みを作っていたと考えています。